よろぎの磯にて

西神奈川から伊豆あたりの歴史散歩備忘録

城ヶ島で貝殻拾い

最近の流行り

かどうかはよくわかりませんが、

私もビーチコーミングなるものをしたいと思い、先週の金曜日に城ヶ島へ行ってきました。

 

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着いて「あれ?」

イベント準備やら伐採作業のために使えない駐車場があり、島東側の城ヶ島公園へ通じる道路は通行止めになってました。(❌はわたしによる)

島内共通駐車券ワンデーパスの意味なし。(知らなくて買っちゃったじゃん)

事前に確認するべきだったなと、でも帰宅して調べてもそのような情報は見つからず。

タイミングが悪かったとしか言えない。

 

 

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気を取り直して

島西側に駐車してハイキングコースへ


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いきなりキツい階段


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笹のトンネル素敵

どこまでもつづく山道。

わたし海にいるはずなのに。


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やっと海がー

 

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ハイキングコースから階段を降りると有名な海食洞「馬の背」

 

関東大震災で島が隆起する前は船で通れたそうです。


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他にも洞あり


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ここから島の西側、長津呂の磯方向へ海岸を歩きました。

徒歩で東の城ヶ島公園まで行こうかとも思いましたが

そのためにはハイキングコースへの階段に戻らなければならないので諦めました。

 

秋だけどけっこう暑い。


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馬の背付近の岩場には貝殻がたくさん。

ここでせっせとビーチコーミング

 

それにしても暑い。

汗だくになるほど暑い。


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富士山うっすら

 

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馬の背には遠足なのか学習なのか中高校生の団体がゾロゾロ。

みんな楽しそう。

 

聞いてはいたけどウエディングフォトを撮る人たちがあちこちに。

こんな足場が悪いとこ、

ドレスでよく来れるものだと感心。

 

 

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さっきハイキングコースから降りて来た階段。

もう登りたくない。

 


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海岸から見た山。

北欧の刑事ドラマ(←大好き)に出てきそうな景色。

城ヶ島は海岸沿いに標高30メートルほどの低山が連なっています。

 

ハイキングコースはこの山中

どうりで海が見えないはずです。


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トンビが近くまで飛んできてビビります。

ここでお弁当食べるのは危険。


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長津呂の磯近くの猫砦という場所、

地域の方たちが世話をしているニャンがたくさんいます。

 

岩場にはトンボも飛んでる淡水の水溜りがあり、

ニャンたちの水飲み場になってるようです。


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観光橋

この橋の下も貝殻スポットだそうで

ザルみたいもの広げて本格的?に採集してる方がいました。

 

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橋の奥に小祠

この時は名称わからなくて後で調べたら小桜姫観音というそうで、

三浦道寸の息子荒次郎の妻を祀ってるとか。

荒次郎はうちの氏神ですが小桜姫というのは初耳です。

 


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こんなとこにもニャン

 

 

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この日の収穫。

シーグラスは少なくて角が尖ってるものばかり

(丸っこいのがあると思ってた)

手前の大きなタカラガイは夫が見つけてくれました。

大き過ぎて慄きました(生きてるかと思った)

 

 

六祖神社 村を救った六人の義民

御殿場市古沢の六祖神社。

江戸時代に年貢の軽減を直訴し処刑された義民六人を祀っています。

 

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「続 御殿場・小山の伝説」(勝間田二郎)に

六祖さんというお話が掲載されています。

 

ざっとあらすじ

寛永12年(1635)小田原藩から弥左衛門という役人が御厨(御殿場、小山)に見回りに来た。弥左衛門は古沢村で農作業をしていた美しい娘を気に入り所望したが父親に断られた。

怒った弥左衛門は古沢村には隠し田があると讒言、年貢はそれまでの2倍以上となり村人の生活は困窮してしまった。

 

寛永15年秋(1638)ついに村の有志、久兵衛、嘉右衛門、庄三郎、平三郎、左近の五人が年貢の軽減を藩越訴(直訴)した。

直訴は受け入れられたが法度により五人は処刑されることになった。その際、嘉右衛門の息子久蔵が身代わりになると申し出たものの捕らえられ、合わせて六人全員が打首になった。彼らの命と引き換えに古沢村の年貢は軽減された。

 

以降、六人処刑された12月28日に子孫が餅をつくと赤く染まってしまうという。

 

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「御殿場、小山の伝説」より

 

娘を差し出せ!とか、餅が赤く染まる!のは民話あるあるなので置いといて、

六人が小田原藩に直訴して処刑されたのは本当です。「駿東郡北郷村誌」には民話抜きの史実の記録が見られます。

隠し田があったのも本当のようです。隠し田の摘発というのはよくあったようで、古沢村近くの大堰村でも隠し田が見つかり名主が処刑されています。

 

六人が処刑されてから140年ほど後、子孫たちによって社が建てられました。

六人の義民たちは六祖大権現となり、六祖さんと親しみを込めて呼ばれ、大切に祀られています。

 

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六祖神社は鎌倉往還沿いの大道塚という小高い場所に建てられました。

今は周辺開発によりわかりにくくなってます。

Googleマップが500mくらい位置を間違えてたので余計わかりにくかった…現在は修正済み)

古沢公民館から西へ100mちょっと、道路左側に見える民家のガレージを過ぎたあたりが入り口。

 


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この小さな可愛い橋が六祖神社入り口


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昭和十二年(1937)

六祖神社三百年祭記念碑


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塚の上なので参道がカーブして高くなっていきます。ちょっとワクワクする景色。

 


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三百五拾年記念碑 昭和62年(1987)

 

安永4年(1775)の神社建立の碑文と六人の戒名が彫られています。

祭主の高村氏は一弊司浅間神社の代々の神職を務められています。


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よく見ると手水鉢や欄干に細かな彫刻がされています。小社なのに凝ったつくり。

 

 

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六祖神社向かいの道祖神

秋ですね

 

「御殿場・小山の伝説」に登場する悪役人弥左衛門ですが、その後村人に竹槍で剌○されたそうです。

もちろん伝説ですから実際に起きた事件かどうかわかりませんし弥左衛門の存在さえ怪しいです。

でも「御殿場・小山の伝説」には大主庵に弥左衛門の供養塔が残されていると写真が載っています。

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「御殿場・小山の伝説」の発刊は昭和61年、もう40年近く昔。この大主庵は今はなく場所もわからず、代わりに教主庵というお堂が六祖神社の近くにありました。

 

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教主庵

石造物がいろいろありまして、


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弥左衛門の供養塔らしきもの。

ハッキリと読めませんがたぶんこれです。

となるとやっぱりここが伝説の本に出てくる大主庵で、弥左衛門は実在していた

ということになるんでしょうかね。

 

この供養塔については帰宅してから気づいたのでちゃんと撮影できておらず、

次に御殿場に行ったら碑文がわかるくらいに撮り直そうと思っとります。

 

 

帰りに中郷館に寄りました。

この地区のコミュニティセンター。とても立派。

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前回は端午の節句の飾りだったけど今回はハロウィン🎃


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ハリーポッターの展示も


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参考文献

駿東郡北郷村誌」

駿河記」

「御殿場・小山の伝説」

「富士山御殿場口登山道MAP」

吉久保日吉神社に導かれる

まだまだ暑かった8月末

小山町吉久保の日吉神社へ。

 

実は吉久保地区の隣の菅沼地区の日吉神社に行こうとしてたのですが、間違えてこちらに来てしまいました。

帰宅してから写真を見直して「あれ?違う?」と気づきました。

いや、気づいてよ帰る前に。

 

まぁこういうのもお導きなのでしょう。

きっと。

 

 

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吉久保日吉神社参道入り口

参道の両側が民家なので、民家の庭先に入って行くような、失礼します的な気分に。

 

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参道脇の小さい用水路


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駿河記(文政3、1820年完成)によるとその頃の名称は日吉神社ではなく山王権現社。

 

日吉神社比叡山の守護神 大山咋神(おおやまくいのかみ)を祭神とし、

日枝神社山王神社山王権現ともいわれます。

山王権現神仏習合の色濃い名称なので、明治以降は改名するケースが多かったようです。

 


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駿河記には山王権現社の他に

神明宮、浅間社、吉久保明神社、山神社、地神社などが記されており、

現在はほとんどが日吉神社に合祀されたようです。

 

どの小祠がどれかは不明ですが。

 

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摩耗してどなたかわからない石仏

あなたが導いてくれたのですね。


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吉久保地区はちょっと道に迷うと 

青々とした田んぼに囲まれてしまう 笑

とても綺麗でした。

暑いけど。

 

吉久保日吉の里(小山町) | ふじのくに美しく品格のある邑づくり(静岡県)

ごてんばこしひかりを生産する美しい水田は、日吉神社から名を取った日吉会の皆さんによって守られているそうです。

 

 

 

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おまけ

スーツケースに入る るな様

 

 

伊豆国式内社めぐり その7 八幡宮来宮神社

伊東市八幡野の八幡宮来宮神社

 

式内社の伊波久良和気命神社と伊波例命神社2社の論社です。

 

伊豆国式内社は数あれど、私はここが一番好きで(全部行ってないけど)

ついでに言うなら近隣で二番目に好きな神社です(一番目は御殿場の二岡さん)

 

ですから少々長くなります。

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R135から伊豆高原の住宅地に入った奥

 

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八幡宮来宮神社という長い名からわかる通り、八幡宮来宮神社が一緒になった神社です。

 

八幡宮の祭神は誉田別命(ほむたわけのみこと)応神天皇のこと。

神護景雲2年(769)一国一社の八幡宮としてこの地に勧請されました。八幡野という地名の由来になってます。

一国一社の八幡宮とはその国の八幡宮の代表のことで、相模国では平塚八幡宮がそうです。

 

来宮神のほうですがこれがちょっと変わってまして、公式から由緒を引用。

八幡宮来宮神社|伊豆の伊東市にある神社

大昔、来宮の神様は、瓶にのって神社付近の金剛津根に漂着したと言われる。この神を海岸近くの洞窟にお祀りしていた。
 来宮の神は大変な酒好きで、沖を通る船を止めてはお酒を献上させたため、船人達は困った。そこで、船の見えない岡の方に遷した。
そこも少し海が見えたので、再度遷したと伝わる。

 

来宮神が流れ着いた金剛津根という場所は不明ですが、祀られた洞窟のそばらしいです。

洞窟は「堂の穴」といい、現在でも残されています。

 

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出典 『堂の穴』伊豆高原(静岡県)の旅行記・ブログ by アルプ・グリュムさん【フォートラベル】

堂の穴

八幡宮来宮神社から直線距離で1キロほどの八幡野港の脇にあります。Googleマップにも載ってます。

 

駐車する場所がなさそうで私は行ったことないのですが、城ヶ崎からのハイキングで寄る方がいたりで意外とネットの情報は多くそれを見て満足しています。

 

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来宮信仰の祭神はたいてい五十猛神。でもここでは洞窟という環境のせいか 伊波久良和氣命(いわくらわけのみこと)といわれています。

神が宿る石の磐座(いわくら)と意味は同じなので、考えてみればわかりやすい名ですね。

 

ここで沖を行く船から通行税、いや、酒を徴収するという迷惑行為(?)をしていた伊波久良和氣命は延暦年中に山にある八幡宮と合祀されます。

 

伊波久良和氣命は怒らなかったのでしょうか。それまで酒奪って飲んで楽しく海岸ライフしてたのに山の中の八幡宮、お堅い誉田別命のとこに連れて来られちゃって。

八幡宮のほうだって、大酒飲みの流れ者がいきなり隣に越してくるって嫌でしょ。私だったら嫌ですよ。嵐とか起こしちゃいますよ。

(一部、神様に対し大変失礼な言い回しがありお詫び申し上げます)

 

延喜式が記されるのは両社の合祀より100年以上後で、合祀済みに関わらず伊波久良和氣命だけが式内社と挙げられています。

八幡宮来宮神社としてではないんです。

 

合祀というと通常はどちらかに吸収合併されるとか(祭神は残る)境内社として置かれるとか、

でもここの場合は名称にあるように個々の同等の2社として存在し続けています。

 

 

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現在の社殿は江戸時代の建築(静岡県指定文化財)本殿に2社が並んで祀られている一殿両扉の珍しいもの。

右に八幡宮、左に来宮

 

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社叢は国の天然記念物に指定されており

特に 九州、沖縄などの暖地に自生する大型の常緑シダ、リュウビンタイの北限自生地として知られています。

 

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鳥居の先には神社には似つかわしくない冠木門。まるで山城に来たようです。

 

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神紋

右が八幡宮の三つ巴、左が来宮の違い矢(矢尻つき)

社殿の並びと同じ。



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冠木門をくぐると一気に八幡野の自然に包まれてホワーッとします。

昔の校舎のような社務所


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社務所の左に社殿に続く石段が見えます。

これがなんとまあ、広いんです。

 

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社叢の下に広がる石段。

どこから登ったらいいのか迷うほど。

 

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石段途中の境内社たち


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この幻想的な光景に魅せられ

毎年のように参拝を続けています。

 

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狛犬に守られるリュウビンタイ


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数年前まではここで人に会うことはなかったのですが、

観光サイトなどで紹介されることが増えたようで、この日はカップルやファミリーなど何組かの参拝客とすれ違いました。

 

 

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駐車場近くに神輿のお堂があります。

ちゃんと2社の神輿があるそうです。

 

 

例祭は9月の第3日曜月曜。私は祭りに関しては疎いので、今年の例祭を紹介している記事を参考に。

出典八幡野・八幡宮来宮神社例大祭 - 牛歩的写真中心網録”

 

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神輿は2基、三つ巴紋の八幡宮と違い矢紋の来宮神。担ぎ手たちの衣装の紋も2つに別れてるのですって。

 

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神輿は海まで降りて


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港近くで万度祓いなる激しい儀式を行う

 

これってつまり

伊波久良和氣命を里帰りさせて楽しんでもらう祭りですよね。山に遷座させてしまったお詫びに。

すごい気を遣ってる。

例祭はこの一つだけなので、八幡宮のための祭りは無いのか、これに含まれているのか。誉田別命も一緒に楽しんでいるのか。

 

何にせよ

お酒は十分に用意しなくちゃなりませんな。

 

 

JAXA宇宙科学探査交流棟と相模原市立博物館

9月に入っても暑さは衰えず…

なので、またまた博物館です。

 

宇宙科学探査交流棟 | 宇宙航空研究開発機構 JAXA

 

相模原市にあるJAXA相模原キャンパス内にあります。

 

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いきなりロケットカッコいい


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宇宙科学探査交流棟

どなたでも無料で見学できます。


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中は白くてキラキラな宇宙探査の世界

 

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ワンフロアなので決して広くはないのですが、ぎっしり詰まった情報量がすごくてクラクラします。

 

 

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画像出典(JAXA 相模原キャンパス交流棟の体験型コンテンツ常設展示 《はやぶさ2 タッチダウン・チャレンジ》 - Tokyo Geidai Art DX

はやぶさ2小惑星タッチダウンしよう!

というゲームが子どもたちに人気で行列ができてまして。

行列が収まってからチャレンジしたら

はやぶさが横転?してしまい大失敗。はずかし。

 

 

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受付で配られるワッペン

可愛いので持ち帰りました。

 

 

JAXAを出てすぐ正面にある

相模原市立博物館

JAXAと博物館はどちらの駐車場を利用してもOK。

どちらも入場無料。素晴らしいです。

 

 

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歩道沿いのJAXAの展示

暑いのでサッサと歩きます。


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相模原市博物館入り口

木々が茂っていてよく見えない。

 

 

ここの目玉はプラネタリウム

プラネタリウムは有料)

今年7月にリニューアルされたということで混雑していて近い時間帯は満席でした。

 

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公式より プラネタリウムのイメージ

 

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こんな番組もある

 


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突然の一遍上人

 

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人が多くてあまり撮影できなかったのですが、館内は入場無料とは思えないほど広いです。

 

JAXAも博物館も基本的に撮影OKです。

最近は入場無料で撮影OKの施設増えましたよね。

 


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クマこわい。

登山はしないけど山に入ることが多いので

常に真剣に気をつけてます。


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昔使ってたプラネタリウム投影機


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30周年なのですね。

なんだ、割と新しいのねと思っちゃう昭和人。


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こちらにも宇宙関連の展示。

 

 

今回はJAXAと博物館という涼しい2点見学という贅沢。

 

博物館の周辺には大きな公園もあって、暑くなければ散策したかったです。

 

 

ところで、

我が家には熱帯魚とメダカがおりまして、この近くのトロピランド相模原店によく来ます。

この日はラスボラとコリドラス類を何匹か連れて帰りました。

 

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オレンジに黒のラインがラスボラさんです。

 

 

 

なお、相模原市でのランチはだいたい北京飯店です。

 

富士山かぐや姫ミュージアム

猛暑日のお出かけは博物館がよろしいです。

富士市の 富士山かぐや姫ミュージアム

 

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富士市立博物館が平成28年(2016)にかぐや姫に特化した富士山かぐや姫ミュージアムとしてリニューアルしました。

 

なぜかぐや姫なのか?というと

富士山南麓には、かぐや姫は月ではなく富士山に帰った、という伝承があるから。

リニューアルに際しそれを目玉に据えたわけです。

 

私はリニューアル当時に一度来ていて、今回は二度目になります。

入館無料です。

 

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博物館は古民家など歴史的建造物が多数移築されてる広見公園内にあります。

 

広見公園は広くて綺麗に整備されていて子どもが遊べる遊具もあり、ふらっと散策するだけでも楽しめます。

 

猛暑日でなければ。

 

この日はほんとに暑かったので

博物館だけでいいかなと考えておりました。

 

 

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博物館廊下

薄暗い中、かぐや姫にちなんだ竹の照明が神秘的。

あー涼しい。天国天国。

 


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館内はほとんど撮影OKなのに気づくのが遅れ、

常設展示は団子屋の写真しか撮れませんでした。

 

 

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影絵で表現されたかぐや姫の展示

 

富士山に帰るかぐや姫の物語

 

かぐや姫

私は富士山の洞穴に帰らなくてはなりません と

富士山の中宮と呼ばれる場所で見送りの人々と別れ、一人山頂まで登り洞穴に入ったそうです。

 

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でも月とは違って富士山頂は徒歩で行けちゃいますから、かぐや姫に会いたい帝は富士山を登り対面を果たします。

 

その後2人はどうしたんでしょう。

公式では2人で洞穴に入ったところで終わってます。さすがに帝は富士山頂で生活はできないでしょうから、時々会う遠距離恋人みたいな関係かな。織姫彦星みたいな。

 

という下衆の勘繰り。

 

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博物館のイメージキャラクター ふじかぐちゃん

 

実はかぐや姫の正体は浅間大菩薩だそうで、

これは浅間神コノハナサクヤヒメが神仏習合により大日如来と融合したものです。

 

そしてかぐや姫を育てたおじいさんは愛鷹権現、おばあさんも犬飼明神という

最初から富士山を守る神だったんですってよ。

 

 

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富士山と修験者

 


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富士山絵伝 

陶芸家、画家である中村芳楽氏(1946-2023)による富士山曼荼羅

可愛い絵柄と鮮やかなカラーに魅入ってしまいました。

 

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絵解きのリーフレットがあって

家に帰ってから楽しみました。

 

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博物館でゆっくりして身体が冷えたので

ちょうどいい感じで広見公園へ。

 

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木陰が多くてそれほどつらくはなかったけど

無理してもいかんのでほどほどに見学。


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やっぱり暑い…


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博物館にはけっこう人がいたけど

公園を歩いてたのは私たちだけでした。

 

 

 

伊東市 川奈の汐吹公園

お盆休みは伊東をドライブしよう、

と思っておりまして、少し休みがズレましたが先日出かけてきました。

 

宇佐美のお気に入りの金華という町中華でランチして、

一碧湖から十足を通り大室山に抜け、

八幡野にある式内社八幡宮来宮神社に参拝し

帰りに川奈の汐吹公園に寄りました。

 

式内社は記事にするのに時間がかかるので汐吹公園のことを。

 

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汐吹公園

 

無料駐車場には10台くらいの車が止まってました。

車中で寝てる方も。この周辺は少し停車して休憩する場所がないのでちょうどいいのかも。

 

あ、タイトルを川奈の汐吹公園にしちゃいましたが実際の住所は伊東市新井でした。

 


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いつも135号を通るので汐吹公園には長年気づかず、最近YouTubeで知りました。

 


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葉の影でよく見えない案内図

 

この日の小田原の最高気温は35℃ 伊東は33℃

 

小田原より多少マシとはいえ暑いです。ここに立ってるだけで全身がチリチリします。

山道を登る扇山展望台はパスして、汐吹遊歩道だけにしました。

 

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急坂をほんの1〜2分下るといきなりの絶景。

思わず うわぁ です。

 

男性が犬を泳がせてました。ワンコすごく嬉しそう。

こういう光景を見るとワンコ飼いたくなりますね。ニャンでは海水浴無理なので。


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沖に見ゆるは手石島

こんなに近くで見るのははじめて。

 


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暑さのせいか人はほとんどいなくて、ワンコと男性の他は磯遊びの方々がわずかに。

 


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水キレイ

海の近くに住んでいるけど

海水を眺めるのは(変な言い方)久しぶりかも。

 


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遊歩道の行き止まりに柵で囲まれたエリアがあって、そこで汐吹を観察します。

 

でもこの時は汐吹はほとんどしてなくて、どこから汐が出るのかさえわからない。

 


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なんかね、この穴らしいのです。

じっと眺めてると時々ぶしゅーっとジャグジーの泡みたいのが出るのでそこなんだろうなと。

 

で、しばらく泡をボーッと見てました。

 

 

ネットには派手に汐吹してる動画が上がってるので少々寂しかったですが、

泡しか見れなくても十分に美しい海岸だし、海まで降りると暑さも和らいで感じたのでまずまず良かったです。

 

 

汐吹が見やすい時間帯ってあるのでしょうかね。干潮満潮どっちがいいんだろ。

伊東の観光サイトには

「 潮の干満によって断崖絶壁の洞穴から潮が吹き上がる」としか書いてないんです。

迫力ある汐吹が見れるかどうかは運次第ってことなのかな。

今回で場所も勝手もよくわかったので、伊豆の帰りにまた寄ってみたいと思います。